作曲家のためのCsound講座
 



               Csoundとは

 Csound はMITの Barry Vercoe によって1973年にC言語で書かれた音響生成用
プログラムです。

このプログラムは、音響生成のアルゴリズムである”インストゥルメント”を記述する
orcファイルと、
音響的なイヴェントである”ノート”を記述するscoファイルの2つの
から音響生成を行い、Csound上
から実行する、或いはWAV、AIFFファイルとして保
存することができます。

 同様に音響生成ができるプログラムにMax/MSPがありますが、Max/MSPは主に
オブジェクトをパッチでつなぐという、グラフィカルな記述をすることにより、音響生成
のアルゴリズムを形成するという形を取るのに対して、Csoundはアルゴリズム、イヴ
ェントを数式、数値で記述することにより時間軸上の音響生成を
行います。プログラ
ムの性格上、Max/MSPがパフォーマーに向きとするならば、Csoundは作曲家に向く
といえるものではないでしょうか。

 現在、このプログラムはMac,PC,UNIX等、さまざまなプラットフォームに対応したバー
ジョンが
存在し 、それらはThe Leeds Csound Front Page のサイトから自由に
ダウンロードすることが可能です。使用法の詳細についてはプログラム自体に丁寧な
チュートリアル(英語)がついていますので、それを参照すると良いでしょう。

また慶応大学の岩竹教授による詳細な日本語解説が氏のホームページにあります。
チュートリアルの日本語訳が慶応大学の矢坂健司氏のホームページからがダウン

ロードできます。
(http://ringo.sfc.keio.ac.jp/~yasaka/csound-j/)

 本ページではこのプログラムの簡単な使用法の解説を行った後、作曲家としてこの
プログラムを見た場合
、音楽的に興味深い実例が作成できる可能性がある、と思わ
れる点を、実例を交えながら、解説していきたいと思っています。



第1回 Csoundの基本的な使用法
第2回 Pichその1 (自然倍音列)