「パリの奇跡」メディアとしての建築~を読む
朝日新聞社 (1998/05)
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「パリの奇跡」~メディアとしての建築
を読んだ。
パリには下記記事のように昨年旅行に行ってきたYOSSYだけど、この本を読んで、自分が見てきたのは、パリの現実の(歴史の)切り取られたほんの一部だったということを再認識したしだいだ。
この本の中では新しいパリ(それは古い伝統的なパリを息づかせる役割を担っている)がいくつか紹介されているが、中でも「グラン・アルシュ」(新凱旋門)のある”ラ・デフォンス”にはいくべきだったったかなぁ・・と思った。ここはいわゆるパリの「新都心」で、オフィス地区なのだが、注目すべきは、この「グラン・アルシュ」はルーブルにある「カルーゼル凱旋門」から「コンコルド広場」、「シャンゼリゼ大通り」そして「凱旋門」を通る軸の延長線上に在るということだ。
それはいわばパリの歴史の軸の延長線上に新しいパリがある・・ということを示す、印(シーニュ)だということになる。しかもこの軸とルーブル博物館の建物の軸は6度だけずれているそうなのであるが、このずれを利用して「グラン・アルシュ」も6度傾けてレイアウトしているという。いわば歴史への敬意・・と言うべきものである。(何と言う粋な計らいだろう!)
他にもパリには新しい注目すべき建物があるようだ。たとえばモンパルナスの「コロン」(これは古代ローマ風の円柱広場のアパート)、「アラブ世界研究所」(建物の外壁のアルミパネルのアラブ文様を電動で動かしている)、マルス・ラ・バレにある「ピカソ・アリーナ」(ノートルダム寺院の現代版パロディーのようなアパート)を筆者はあげている。写真で見てるだけでも、どの建物も興味深く思える。
次回、パリに行ったときにはぜひこれらの建物を見てみたいと思っている(「ピカソ・アリーナ」は遠過ぎるから無理かも・・)。
しかし、実はこれらの建物が、パリの古い伝統的な建物を新たに捉えなおす機会を作ったと言うことも出来るわけで、一見珍奇に見える風変わりな建物も新たな時代を切り開く”メディア”としての役割を担っていると言うことが理解できて面白かった。
パリに興味のある方は、一度読んでみることをお勧めする。
クリスマスの「新凱旋門」の写真あり(美しい!)
”パンダから君へ”~パリに住んでる吉田パンダさんのブログ
凱旋門からのパリの風景(バックの音楽がとっても美しい!!何の曲?)
”BrownieSpeaks”~buraniiさん
「グラン・アルシュ」(新凱旋門)の写真あり
”KS_FRANCE”
「アラブ世界研究所」の写真あり
もんパリ日記~もんさん
「アラブ世界研究所」の内部写真あり
Life in Paris~加藤耕一さん
写真ギャラリー
「ピカソ・アリーナ」の写真あり
YellowLife21
「新凱旋門」の写真あり
YellowLife21
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