武満徹-マイ・ウェイ・オブ・ライフ
「すばる」の6月号を見ていたら、武満眞樹氏(武満徹の長女)による”武満徹『マイ・ウェイ・オブ・ライフ』-ベルリン、パリ、そして東京へ”という文章が載っていた。
この雑誌、本来この記事を見たくて読んだのではなく、昨年すばる文学賞を受賞し芥川賞候補にもなった中島たい子氏が新作を書いているようなので、ちらちらとページをめくっていたら、この文章に遭遇したのだ。
中島たい子はまぁいいとして・・・武満徹『マイ・ウェイ・オブ・ライフ』であるが、アドバイザーとしても公演に参加した武満眞樹氏によって、この公演の成り立ちから、ドイツ-ベルリン州立劇場、フランス-パリ シャトレ座の2公演の内容が詳細にレポートされていた。
この公演の身内のレポートなので当たり障りなく・・・・みたいな内容ではなく、この公演の成立の過程がビビッドにわかって面白かった。
(この眞樹さん武満の音楽の使われ方が気に入らなかったらしくかなり演出に文句を言ったらしい、
演出家は演出家で怒ってたらしいが・・・こういう丁々発止の裏側も興味ありますねぇ)
私はこの公演、武満が書こうとしていたオペラの代替公演のように思ってしまっていたのですが、もっと
積極的でチャレンジングなもののよう。
面白いと思ったのは、演出家のムスバッハが武満の音楽を「テクスト」として扱っていると言うこと。武満の音楽はむしろ言葉から離れ、言葉が語りえない何物かを表現することに血道を注いできた風があるのだが、それを「テクスト」として扱うとどういうことになるのだろか?
なかなか興味深い。・・・・とはいっても日本公演は四月に終わったようだしもう見れないようですねぇ。
7月以降、NHKのBSでドキュメント、教育テレビの芸術劇場で公演の録画が放送されるらしいで、そちらを見ることにしましょう。
以下解説 ****************************************
武満が晩年、ノーベル賞作家の大江健三郎と「オペラを作る」という本を上梓するなど、現代のオペラの可能性を探っていたことはよく知られている。フランスのリヨン歌劇場を軸にした共同制作を模索、若い男女のラブストーリーを人間の記憶と絡めて描く作品を構想した。
しかし、武満が九六年に急逝。その時、映画「ワイルド・アット・ハート」の原作者であるバリー・ギフォードが台本化するところまで進んでいた、という。
今回の「マイウェイ・オブ・ライフ」は、当時のリヨン歌劇場の総監督と音楽監督として、構想実現に奔走したシャトレ座総支配人のジャン・ピエール・ブロスマン、指揮者のケント・ナガノが尽力したもの。これにムスバッハが加わり、武満の音楽を繋ぎながら、1人の女性が人生を回顧するという新しいスタイルの作品に仕上げた
関連サイト
“my way of life” in Paris
現地ルポ 「マイ・ウェイ・オブ・ライフ」パリ公演
武満徹-マイ・ウェイ・オブ・ライフ
«パリ日記~3日目 ペールラシェーズ墓地&オペラ座&お買いもの |作曲日和Home| デースケドガーって知っていますか?»
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コメント
ありがとうございました。
芸術劇場ですか!NHKのサイトを調べましたら載っていました。
http://www.nhk.or.jp/art/
この中の放送予定をクリックしてください。
残念ながらハイライトって書いてありますね。
あと、パンフレットの情報では7月頃にBS2でも
放送されるとのことですので、またわかりましたら
教えてくださいね!よろしく~!\(^_^)/
ticoさん。
純文学系の雑誌はあまり売れないでしょうから、大きな本屋にしかなく、あってもたくさんはないので、なかなか見つけ
にくかったかもしれませんねぇ。以外にこういう系の本にも
音楽関係のの記事が載っていることがあるので、本屋での定点観測は欠かせません(^^ゞ。
テレビの件ですが、6月号の「ぶらあぼ」"http://www.mde.co.jp"(CDショップで無料で配っている冊子)
によると6月19日(日)の「芸術劇場」(後10:00~0:15)で、3番目の演目として放送されるようです。全部をやってくれるのでしょうかねぇ・・・
ようやく「すばる6月号」を手に入れました。
こちらで紹介された後、近くの本屋を何軒か回りましたが
配本さえされておらず、いざという時はネット通販でと
思っていましたが、1軒の本屋が取り寄せてくれるというので
注文しました。公演当日に販売されていたパンフレットとも
内容の違う文章で楽しめました。パンフレットには
ドイツでの公演は賛否両論で新聞でも2つに意見がわかれて
いたようです。パリの公演までにかなり手を加えられた
らしく、ドイツの人はそれをもう見ることはないのだなと
思うと少し残念です。日本でももう二度と公演がないだろうと
思うのですが、そうなるとやはりテレビで見たいですね。
ムスバッハの演出はテルコフスキーを思わせるという批評も
あり、すばるを読んでいてそうかもしれないと思いました。
ticoさん
なるほど「テクスト」とはそういう意味ですか。ちょっと深読みしすぎましたかね・・。いずれにしろ多彩な武満の音楽と舞台がどの様な関係で成り立っているのか、見てみたいと言う気持ちはありますね。もしこちらで放送日わかりましたら情報提供いたします。ではまた・・
URL欄の意味、今わかりましたので、私のブログの
URLを書いてもう一度送信します。
ご迷惑をおかけしました。
「テクスト」として扱うのは、オペラの歌詞にあたる
部分を新しく作るわけにはいかないので、武満徹が
作った曲の中で言葉が使われている曲を選んだそうです。
「系図」「マイウェイ・オブ・ライフ」「小さな空」
などです。
トラックバックありがとうございました。
公演映像が9分間見られます。
こちらのページ中程から探してください。
http://www.music.co.jp/classicnews/c-news/2005/0403-0409.html
NHKの放送日などわかりましたら、お互いに情報交換して
いただけませんか?いつ放送されるのかドキドキです。
よろしくお願いします。
(URL欄に書き入れましたのは本文中のと同じです。)